2018年度九州大学公開講座「現代数学入門」

九州大学 大学院数理学研究院 と マス・フォア・インダストリ研究所 は、福岡県教育委員会の後援を得て、 高校生を含む市民の皆様に楽しい数学の心をお伝えするため、標記の講座を開講いたします。
(本年度の公開講座は終了しました。)



講義題目・講師・概要

 回転成層流体の数理(第1日)

  講師:髙田 了(九州大学 数理学研究院 准教授)

流体力学の数学的研究は18世紀に数学者 Euler によって始められ、水や空気等の流れの問題が微分方程式を解くことに帰着されました。日常で見られる様々なパターンをもった流れの安定性や不安定性が、微分方程式を解析することで理解、説明することが出来ます。

この講義では、微分方程式による流体力学の数学解析について紹介し、回転と温度成層が流れに与える安定性の理論を概説します。

 超平面配置の数学(第2日)

  講師:阿部 拓郎(九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 准教授)

超平面配置とは、ベクトル空間中の超平面の有限集合のことです。一見難しそうに見えるかもしれませんが、実平面の場合だと有限本の直線がばらまかれている状況で、実空間だと有限枚の平面が空間を区切っているだけの、極めて単純な数学的対象です。しかしその単純さ故に、代数・幾何・トポロジー・組合せ論・表現論、はては社会選択論といった文系の研究とも縁がある、比較的新しい研究対象です。

本講演ではまず、平面中の直線配置と、植木算との関係について述べます。これは超平面配置研究の第一歩とも言えるもので、直線たちによる空間の分割数を数えるという、極めて原始的ながら面白い内容を含んでいます。

後半はグラフとの関係について述べます。グラフの頂点の彩色問題は超平面配置の幾何学や代数学の観点から理解ができます。このとき、どのようなグラフが代数あるいは幾何の視点から面白いのかを説明します。



開催日・時間

2018年 8月11日(土)~ 8月12日(日)
10時 ~ 12時、13時30分 ~ 15時30分 (※ 開場9時)

(※ 二日目の講義終了後、終了証授与式を行います。)


会場

九州大学 西新プラザ 大会議室(福岡市早良区西新2-16-23)
アクセスマップ


受講申し込み

はがきに、住所、氏名、ふりがな、年齢、職業(高校生以下の方は学校名・学年)、電話番号または電子メールアドレス を記入し、公開講座受講申し込みと明記して、下記宛にお送り下さい。

〒819-0395 福岡市西区元岡 744 番地
九州大学 大学院 数理学研究院「公開講座」係


受講料

3,000円(ただし高校生以下は1,500円)

(※ 銀行振込でのお支払いになります。振込方法は、お申し込みの後に郵送にてご案内いたします。)


定員

60名


申し込み締め切り

2018年 7月 27日(金)【必着】

(※ 定員に余裕がある場合は、締切後でも受講を受け付けることがあります。 下記宛にお問い合わせください。)


主催・お問い合わせ

九州大学 大学院数理学研究院・マス・フォア・インダストリ研究所

 

 電話:092-802-4402、 Fax:092-802-4405


後援

福岡県教育委員会